発達障害である息子は4月から小学3年生になりました。
小学校に入ったばかりの頃は、周りから
「3年生くらいになったら落ち着くよ!」
なんてよく言われていましたが…
毎日一緒に過ごしていて、『落ち着いた』と感じたことはほとんどありません。
- 衝動的な発言
- 一方的なおしゃべり
- じっと座れない
などはひどくなっているように思えます。
小学3年生になって
3年生になって支援学級のクラスのメンバーが少し変わり、担任の先生も変わったことで不安な部分が強く出ているようです。
特に4月の参観日の時には小学校へ入学してからはじめて、授業がはじまっても着席できないという息子の姿を初めてみることになりました。
今までは、じっとしていられない・黙っていられないということが少々あっても、椅子に座れないということはなかったので驚きました。
2年生の後半くらいから、参観日や学芸会は「見に来ないで!」と言われてしまうので、いつも陰に隠れてみていたんです。
周りのみんなと同じペースでできない自分をみられたくないという気持ちが強くなってきているようです。
この息子の行動に関しては、私もすごく反省しなければいけません。
参観日は最悪な日
息子ができたこと・頑張ったことをしっかりと褒めることが大切だと思って、小さな頑張りでもできるだけ褒めようとやっているつもりですが、学校のたくさんのお友達の中で、1人だけ出来ないことがどうしても目についてしまう。
息子の発達障害の症状など、ある程度理解してわかっているつもりでも
言えばできると思ってしまってつい、できなったことを指摘してお説教をはじめてしまっているんです。
1・2年生の参観日の後のこういった私の行動がよくなったのだろうとすごく感じて反省しています。
参観日=ママに怒られる日
というのが息子の中に出来上がってしまっているのでしょう。
もちろんできたことはたくさん褒めているのですが、お父さんが家に帰ってきたら報告してまたグチグチと言われる。
息子の中では参観日は本当に最悪な日になっているのかもしれません。
勉強はできるけど宿題はできない
3年生になると勉強が急に難しくなるよとよく言われますが、息子は学力はいい方をキープしています。
算数は計算も早いですし、新しいことを習うのは楽しいようで、学校でも算数の時間は積極的に参加できているという先生の話です。
国語はやっぱり苦手。
文章はスラスラ読めます。ですがただ文字を読むということをしているだけなので、内容を理解するのは難しいらしく、長い文章を読むのはただ疲れるだけだと言っています。
そして今一番苦労しているのが宿題。
3年生になってぐんと宿題の量が増えました。2年生の時の支援学級の先生が優しすぎる先生で、1年生の時よりも宿題も少なく、たまに宿題なし!という日もあったりしたんです。
ですので余計に3年生になってからの宿題が苦痛のようで、学校から帰ってくるととりあえず
「宿題なんてできないんだよ!」
とひと騒ぎします。
「じゃあやらなければいいじゃん!」
と言ってみるのですが、それは息子には許されないのです。
宿題はやらなければいけないというルールが優先させるので、毎日叫びながら、苦しみながらなんとかこなしています。
プリントの計算も早いし音読もスラスラできるし漢字もよく覚えているし、集中すれば10分くらいで終わってしまうはずなのですが、1時間~2時間くらい宿題と格闘しています(苦笑)
将棋教室へ行きはじめた
そんな息子ですが、4月から将棋教室へ行きはじめました。
といっても月1回しかないのでまだ2回しか行っていませんが・・。
将棋に興味を持ち始めたの2年生の初めくらいからです。
最近の将棋ブームに乗ったわけではないですが、将棋始めましたって言うとなんかそんな感じになってしまってますね…。
旦那もそこそこ将棋ができるので、一緒にやっているうちにどんどん強くなっているようです。
ひとつの事に集中したり、人の話を集中して聞いたり、じっと座っていることが難しいので習い事なんていけないだろうと思い込んでいました。
ましてや、ずっと座って静かにやる将棋。
じっと座って将棋ができるのか
一度、見学と体験へ行ったんです。
ある程度将棋もできるようになっていたので、同じくらいの歳の子と対戦させてもらえました。1時間くらい戦っていたと思います。
1時間もやり続けられたということにもビックリだし、ずっと教室へ通っている子に負けなかったということにもビックリしました。ですがやっぱり声が出てしまう…。
みんなが静かにやっている中、息子の声がかなり響いていました。
私は将棋教室へ行かせることは乗り気ではありませんでした。
息子にとってはいろんな人と将棋もできるしやれば強くなれるかもしれない。
けれど、息子の何時間も黙って座っているという光景が想像できないのと、頑張ってやりたいと思ってきている子たちの迷惑になるんじゃないかという心配があったんです。
何かが変わるかもしれないという期待
息子に期待をしすぎて頑張らせすぎてしまうのはいけないのかもしれませんが、将棋教室へ行くことで何か新しい発見があるかもしれないという期待もありました。
将棋教室へ来ている子はちょっと変わり者っぽい子もいて、もしかしたら友達ができるかもしれないという思いもあったりします。
旦那の行かせたいという強い希望もあるし
行かせてみようか!と思うようになりました。
行ってみてダメなら辞めればいいしと軽い気持ちで申込をしました。
将棋教室1回目はつらかった
4月の1回目は私も一緒について行きました。
初心者の子もいるので、最初は2時間ひたすら将棋の説明でずっと先生の話。
大人でも2時間はちょっとツライです。
しかも息子はもうある程度将棋ができるようになっているので、わかっている話を聞くのは大変。
最初の1時間くらいは少し声を出しながらも頑張っていましたが、後半はもうグダグダ。
「長いー。まだー。お腹すいたー。」
という息子の声が…。
部屋からひっぱり出したいところでしたが
ここで手を出しては…とそこはなんとか私もこらえました。
2回目は楽しかった!らしい
2回目も先生の話と聞いていたので息子は行くのを嫌がっていましたが、旦那がなんとか家から連れ出しました。
経験者の子が多かったこともあり、2回目は対戦をいっぱいやらせれもらえたようです。
そして、3回対戦して2回勝った!!と旦那から報告のメールがきました。
今まで家でお父さんと勝負して1回も勝ったことがなかったので、2回も勝てたということがすごく嬉しかったようで、自分も将棋ができると少し自信がついたようです。
ですがやはり対戦中もおしゃべりは止まらないようで、これから続けていくのに課題になりそうです。
できるという自信
最近話題になっている、中学生のプロ棋士・藤井聡太くんも子供の頃に祖母とやっていて勝てるのが楽しくて続けられたというお話しをしていました。
息子は家でお父さんとやっていて、いつまでも勝てないのでやる気をなくしていましたが、将棋教室へ行って勝てたことで、「来月も将棋教室へ行く!」と言っています。
私の勝手な思い込みで
息子にはできないと決めてしまってはいけないなと感じています。
いつまで続けられるかわかりませんが、楽しく続けてくれればいいな。
学校でみんなと同じことができなくても、自分にはこれができる!と自信をもてるものがこれからもっと見つかればいいなと思っています。
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